子どもセンター・ピッピでは、令和3年10月から子どもシェルターでの入居者の受入れを再開しました。皆様の温かいご支援や、関係機関の協力によって、子どもシェルターにおいて入居者の受け入れを継続できていることについて、理事長として感謝申し上げます。
子どもセンター・ピッピでは、多くの方から入居相談を頂いており、埼玉における子どもシェルターのニーズが高いことを実感しております。
子どもセンター・ピッピでは、親などから虐待を受けた子どもの緊急避難場所として、子どもシェルターを設置しております。子どもシェルターの入居者は、おおよそ2ヶ月間程度生活し、暖かい食事と寝る場所を提供しております。入居した子どもが、無事に別の保護施設や自宅などへ移ることができ、ピッピが一人の子どもが幸せになるためのきっかけになったとしたら、我々の活動の意味があったと思います。
子どもシェルターの現地スタッフは、児童福祉等の経験者を中心に構成しており、日々入居者の対応をしています。また、我々の事務局は、弁護士が手弁当で各役割を分担して担当しています。
子どもシェルターの運営費やスタッフの人件費は、会員の皆様からの寄付、年会費及び公的援助(措置費の支給等)で運営しています。公的援助のみではスタッフの人件費ですら、その全てを賄うことができないのが現状です。居場所を失った子どもたちへ、皆様からの様々なご協力・ご支援を宜しくお願いします。
令和4年8月
NPO法人子どもセンター・ピッピ
理事長 大倉 浩